文字単価

クラウドソーシング系で、ブログライター募集を見ていたら
報酬5000～10000円の文字が多数。
記事単価別にすると、金額が小さく見えるので
最近はこういう表記が一般的のようですね。

確かにおこづかいとしてそれなりにまとまった金額ではありますが、
皆さんどれほど素早くお書きになってるんでしょうか。

世の中には早書きできる人があふれている。
ある意味、うらやましく、
ある意味、その速度で書き綴る文章に
思いはこもっているのかと疑問も生まれます。

上記の5000円の詳細は、記事単価で150円、一記事は1000文字以上。
つまり0.15円です。

先月、一度きりのライティングが一本あったんです。
某業界のリーフレットに掲載されるものです。
もちろん「ブログ風」ライティングではないので、
要求される質が違うと思いますし、だからこそ単価が違います。

クラウド系の場合、
かなりスキルが要求されるライティングの案件だと0.5円という単価が見受けられます。
だけどそれでも真剣に書くなら全然、割に合わない。

起こしだって、時給にしたらどうなの？って単価ですからね。
概要だけでいいとの条件でもないかぎり、了承はできないです。

クラウドソーシングのシステムからの直接契約は違反ですし、
実績もそのシステムの中で積み重ねられるだけ。
ステップアップを目指しての努力だとしても、報われる日は来るのかと疑問が残ります。

短期間のおこづかい稼ぎと割り切るならいいですが。
いまだに「在宅ワークやりたいんです!!」って書き込みを見かけますしね。

数カ所登録して、いまだにほとんど実績が増えないのは、
単価に妥協できないがゆえに、おそらく依頼者に私の熱意が伝わらないからです。
ありませんけど、熱意。

仕事のモチベーションと質は、報酬とバランスを取るべきものです。
それなりのスキルを持ちながら、買いたたかれてることに気がつかない人もいるでしょうね。
買いたたく方は、質より量なんでしょうし。

常々疑問に思っていることが一つ。
「在宅ワークやりたいんです!!」という書き込みに対して
「手作り品をオークションに出品するのはどうですか？」
というレスがつくんです。
でもこれ、とっても違和感があります。

考えが甘いにしろ「在宅ワーク」を口にする人は仕事が欲しいわけで、
趣味の延長線上でおこづかい稼ぎとは、別のラインではないんでしょうか。
まず、その人は手作りが得意とは一言も言っていない段階にも関わらずです。

どんな可能性でも提示するのが親切なのか、
空気の読めないハンクラーの単なるお節介なのか、読み切れません。