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仕事として成立する目安 [起こし系お仕事]

「未経験でも、初心者でも大丈夫」といった募集がたまにありますし、「入力が早いのでやれると思います」という人もいたりします。

もちろんそれなりにタイピングの速さは必要ですが、むしろ聞き取る耳(聞き取れる装置)と語彙力と検索能力が重要だと思います。
音声起こしの速さには限界がありますから、単価とタイピングや検索をトータルした作業スピードで収入が決まります。

何年かこの仕事をやってきましたが、得意な分野、録音状態が良い等、かなり好条件のそろう音声の場合で1時間で20~25分起こせます。

作業は1時間中、48分入力12分休憩というサイクルでやります。120分連続で入力していても、集中力が落ちて結局効率は悪くなるので、強制的に中断するようにしています。音声の条件が悪かったり、難しい案件だと1時間で10分起こせないこともあります。

聞き直しと自己校正で、確認事項の多い案件では音声の2倍くらいの時間を使います。

トータルすると、標準的な案件では音声の5~6倍の時間が必要です。

クラウドソーシングで音声起こしを受注する場合は、それくらいの時間を見込んで応募と時給換算をしてください。一般的な起こしの会社やグループの下請けでやる場合と比較して、クラウドソーシングの単価は安いです。作業内容に見合っていない発注金額も多いです。30分の音声を600円程度で募集をかけている例もあります。

しかも初めて挑戦する方で、起こし用の機能があるソフトをもっていない場合は、音源の10倍以上の作業時間が必要な可能性が高いです。

慣れている人で音声の5~6倍の作業時間、不慣れな場合は10倍程度の作業時間を見込んで、報酬金額を

1分30円程度で60分を受注する場合、合計は1800円。システム料を引かれて収入になるわけですが、作業時間を4~6時間程度と見込んだ場合の時給は、天引き前で300円~450円ですね。

音声起こしの作業が性に合うのでしたら、トレーニングとしてクラウドソーシングでお仕事を受けるのはありかと思います。

ただ、慢性的に人材不足なので、募集は定期的に見つけることができます。ある程度のスキルが身についたら、そうしたトライアルを受けて仕事を受注するようにしましょう。
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